採用枠1人程度に感じること
兵庫県宝塚市に続いて「就職氷河期」世代に限定して市の職員採用活動を行なっている三田市の「1人程度」の募集に対して全国から400人を超える応募が寄せられたそうです。
「就職氷河期」世代の採用を謳って自治体がPRしていたことは知っていたのですが、採用枠が"1人程度"というのは知らなかったです。
三田市では、来月から年明けにかけて筆記や面接の試験を行い、採用されれば来年の4月1日から正規職員として働くことになるとのこと。
「多くの応募があり関心の高さを感じている。厳しい倍率ではあるが、苦労した経験を三田市のまちづくりにいかしてもらいたい」-三田市
これ...
どのメディアも何故か言っていないけど、1人程度の採用枠ならそもそも大々的に「氷河期世代採用求人」とPRする必要はなかったのでは?
現在のところ、倍率400倍以上。
単純計算で399人が落ちるわけで...それを就職氷河期世代の「救済」と呼べるのかという。
この倍率なら氷河期時代の倍率を令和で再現してるという形になっている気もする。
もちろん、採用された方にとっては救済になるとは思いますが、倍率400倍の"壁"を越えて1つの席を取れるほどの"人材"ならどこでも採用されそうな気もします。
今回の「氷河期採用応募」を開始したと聞いて少なくとも数人の採用枠は確保されてるんだろうなと思っていたので、"1人程度"と聞いて少し驚きましたね。
ちなみに宝塚市も応募を行っていて、こちらは3人程度の枠に全国から1816人が応募したとのことです。